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世界初、1列セルのソーラーシェアリング実証機が匝瑳で稼働

市民エネルギーちばの自社設備、20号機(低圧)が5月22日に稼働しました。(株)TERRAが開発した世界初の1列セルモジュールを採用、表面にガラスを使わない合成樹脂製、薄型、軽量、パネルと架台部材の一体型構造-など、ソーラーシェアリングの近未来、進化を感じていただける設備となっています。

1列セルでもパネル1に対してパネルとパネルの間の間隔は2、遮光率3分の1は変わりません。これまでの2列セルでも影、雨だれ、風圧荷重の影響を小さくできていましたが、1列にすることによって、さらにその影響を最小化することができました。水田(稲作)でソーラーシェアリングを行う場合、最も適した仕様と言えると思います。

通常、パネルの取り付け作業は架台が完成した後、高所作業となりますが、実証機では下での作業でパネルを取り付けられ、施工の省力化が可能になります。また、一体型架台部材の中をケーブルが通るため、配線の露出が少なくなり見た目も非常にすっきりしています。将来、パネルをペロブスカイト太陽電池に差し替えることも可能な構造です。

-理事 宮下 朝光(市民エネルギーちば株式会社)-

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