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二本松ソーラー&垂直ソーラーを視察

7月9日、全国ご当地エネルギー協会の総会が福島県喜多方市で開かれ、その流れでかねてより訪れたいと思っていた二本松ソーラーを視察してきました。広大な土地に立ち並ぶソーラーシェアリングですが、ここが元は河川敷に作られた田んぼの耕作放棄地であることを言われなければ分かりません。土地は石ころだらけの傾斜地で、これは手に負えない土地であったろうと推して知るべしでした。多くの作物が作られる傍らで、蹄耕法を試すかのように牛が草を食んでいました。新品種の葡萄が育てられていて今後の展開が楽しみな半面、農地を守るための耕作には大変な努力が必要であるとあらためて感じた次第です。

場所を変えて、これこそ未知との遭遇!垂直ソーラーを見てきました。実物は想像していたよりも数倍強そうな印象です。新しい技術は数をこなすにつれ洗練されていくものですが、垂直ソーラーも無骨なほどどっしりと根を張って立っている感じで、ここまで強くなくても大丈夫なのでは?と思ってしまうほどでした。この向こうに設備を広げてゆく、と指さされた先には見事にまで広がった耕作放棄地が!全国にこういった農地が広がっている現在、そこの事情や土地に合わせたソーラーシェアリングはもっと取り入れた方が良いと思います。ソーラーシェアリングはこれからの農業の幅を広げるもの、次世代に語る言葉を持っている設備である、そう信じてやみません。

-理事 井上保子(株式会社宝塚すみれ発電)-

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