3.292024
当連盟の東理事が台湾・高雄市で講演
3月7日(木)~9日(土)、当連盟の東理事が主婦聯盟環境保護基金會(Homemakers Union Foundation)からの招待を受け、台湾・高雄市でソーラーシェアリングや市民エネルギーちばの活動について講演をさせていただきましたので、ご報告します。
初日のフォーラムでは養殖業者、発電事業者、メディア関係者、政府関係者など、会場、オンライン合わせて110名以上が参加して行われ、現在、台湾で普及している漁電共生型(陸上養殖地でのソーラーシェアリング)に関する問題点や成功例についての発表の後、日本で行われているソーラーシェアリングについて報告させていただきました。質疑応答の時間だけでなく、休憩時間にも多くの参加者からご質問を受け、日本のソーラーシェアリングへの関心の高さとともに台湾の皆様の熱意を強く感じることができました。
2日目は高雄市の美濃地区で水蓮菜(タイワンガガブタ)の栽培の視察後、同地区の農会(日本では農協)で主婦連盟、農会関係者、政府関係者へソーラーシェアリングと農業について講演をさせていただきました。最終日は主婦聯盟環境保護基金會の関係組織である台湾主婦聯盟生活消費合作社の高雄市の店舗で、台湾主婦連盟生協の皆様、地元の営農者、養殖業者の皆様へ講演させていただきました。
現在、台湾では農地を活用した陸上設置型のソーラーシェアリングは法律上、原則設置できない状況になっており、陸上養殖地(池)を活用した漁電共生型が推進されています。複雑な事情を抱えていることが分かりましたが、お会いした方々、お話した方々は皆さん、自然環境や農業、ソーラーシェアリングに対して高い関心を示され、熱意や行動力を強く感じました。
最近、匝瑳へ多くの台湾の方々が視察に来られています。ソーラーシェアリングへの期待、気運の高まりが背景にあると感じています。今後も台湾の皆様と継続して連携を深めていき、ぜひ陸上設置型で協力していきたいと思っています!
-理事 東 光弘(市民エネルギーちば株式会社)-